今日は教団創立83周年です。創立記念日おめでとうございます。
今日の一枚は、創立記念日を迎え、たくさんの花が飾られている今朝の一乗宝塔です。本部の方に送っていただきました。😊
創立記念日は、創立をお祝いするとともに創立の意義を深く認識し、新たな決意で精進することをお誓いします。
教団創立83周年を迎え、創立80周年を迎えてのやくしんの会長先生のご法話を紹介します。それぞれ、会長先生のご法話を味わっていただきたいと思います。
◎一人が一人を導く(『やくしん』2018年3月)
本会の草創期、開祖さまは脇祖さまとともに、病気で困っている人がいると聞けば、 いくども電車を乗り継いでその方を見舞われたそうです。それは、少しでもその方の心が安らぐようにと願って寄り添う、いわば身施(しんせ)であり、苦境(くきょう)も幸せの種になるということをお伝えする法施(ほうせ)でもありました。この「布施行」は、みなさんご承知のように梵語(ぼんご)の「ダーナ」からきている一言葉で、「情け、思いやり」を意味しています。
ところで、本会では以前から「入会即布教者」「その日から菩薩になれる」と教え、開祖さまは「一人が一人を導く」とご指導くださいました。ただ、「導く」とは本来「案内する、連れていく」ことで、この言葉を本会への入会だけを指す限定的なものと捉(とら)えてしまうと、本質を見誤りかねません。
「導く」先は、あくまでも仏道であり、生かされている自分に気づいて感謝に目ざめる道です。そのお手伝いをさせていただくのが、本会でいう「導き」であり、「手どり」なのです。もちろん、開祖さまが「正定聚(しょうじょうじゅ)に入(い)る」ことの大切さを繰り返し説かれたように、ともに道を歩む仲間と切磋琢磨(せっさたくま)するため、自信をもって本会への入会をおすすめいただきたいとは思いますが……。
なかには、「未熟な私に導きなどできない」という方 かいらっしゃるかもしれません。しかし、未熟だからこそいいのです。精いっぱい目の前にいるその人を思いやり、一緒に道を求めることで、ともに仏さまの教えを学ぶ。ともに心田(しんでん)を耕(たがや)す。そうして人と人とが交わりながら支えあい、補いあいながら成長してきたのが本会の歴史といえるでしょう。
悩み苦しむ人がいれば、ためらうことなくパッと手を差し伸べられた開祖さま、脇祖さま、そして信仰の先輩方に倣(なら)い、教団創立百年に向けて私たちはこれからも、ひたむきに精進してまいりましょう。
皆さんはどのように感じますか。佼成会のご縁に触れて、こんな喜びを頂いた、こんな感動を味わった等を振り返り、目の前の人に喜んでもらえるような創立記念日を迎えていきましょう。 🤗
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