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  • 後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん) 19号~

更新日:2021年12月9日

今日は「三法印(さんぽういん)」の一つ、「諸行無常(しょぎょうむじょう)」について学んでみたいと思います。

「諸行(しょぎょう)」というのは、「この世の中に現れるすべての現象(げんしょう)」という意味です。「無常(むじょう)」というのは、読んで字のとおり「常でない」すなわち「いつでも同じ状態でいるものではない」―ということはつまり「変化する」という意味です。ですから、「諸行無常」とは「この世のすべての現象は変化する」という意味です。

最近の天候は、雨が降ったり止んだり、そうかと思うと太陽が顔を出したりと刻々と変化します。同様に私たちの身心も刻々と変化しています。体の成長や老いという変化、うれしいことがあってウキウキしていたのに、ひと言気になることを言われたことでカッカと腹を立ててしまうという変化もあります。

このように、ものごとは、次々に変化し、元のままにあるものは、一つもありません。

しかし、この真理が分からないうちは、健康や財産、名誉など、すべてが不変であると思い込んでしまいます。

ところが、ものごとは必ず変化しますから、自分の思いどおりにならなくなると、苦と感じるのです。

そういう時こそ「すべては変化する」という真理を直視すれば、苦境に遭っても動じることはありません。「変化があるのが人生なのだから、目の前の変化にジタバタしない心を持ちなさい」と考えるのが、「諸行無常」の教えです。

このことを知って、自分がどのような出会いをしていくかで、毎日を積極的に生き、未来を創造していくことができるのです。


今日は様々な変化を受け容れ、一つ一つをていねいに取り組んでみましょう。





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