道中に咲いている芝桜です。
4月8日に誕生されたお釈迦さまは、真理(しんり)を悟られ、仏陀(ぶっだ)になられました。「仏陀」とは、真理に「目覚めた人」という意味です。それが「覚者(かくしゃ)」として「仏陀」と呼ばれたのです。
今回から、仏陀と呼ばれたお釈迦さまが悟られた「真理」について学んでいきたいと思います。
「真理」とは、いつでも、どこでも、誰にでも、当てはまる真実の道理、法則です。お釈迦さまは修行される中で、その真理、法則を発見(探す)、悟られたのです。そして、私たちが豊かな人生を歩んでいくことができるように、わかりやすくお示しになったのです。
さらに、その真理、法を、生活の中に実践しやすいように、開祖さま、会長先生がご法話をくださっているのです。そのように受け止めると、毎月の「佼成」ご法話は本当に有り難いですね。
お釈迦さまは、普遍の真理として「三法印(さんぽういん)」をお示しになりました。法印(ほういん)とは、「仏法であるしるし」「仏教である証拠」という意味で、三法印というのは、「諸行無常(しょぎょうむじょう)」、「諸法無我(しょほうむが)」、「涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)」です。それに「一切皆苦(いっさいかいく)」を含めると四法印ともいいます。
短い文字の教えの中に、仏教の世界観、人生観のすべてが語られています。
次回からは一つ一つ確認していきます。
今日は、私たちの周りに満ち満ちている真理に心を寄せてみましょう。発見があると思います。
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