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  • 後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん) 16号~

更新日:2021年12月9日

今日から4月です。新年度のスタートでもあります。今日は朔日参り布薩の日です。

桜も満開ですね。足羽神社のしだれ桜を昨日の帰りに見てきました。

そしてエイプリルフールですね。エイプリルフール(April Fool’s Day)とは、毎年4月1日には嘘をついてもいいという風習のこと。

私にとっては、五戒の一つ、不妄語戒(嘘をついてはいけない)があるので、嘘をついてもいい日であっても嘘は絶対つきません。そして今まで嘘などついたことなどありません。……

こう言っていること自体、嘘ですね。😅

エイプリルフールは西洋にはじまり、そこから世界へと広がっていき、日本には大正時代に伝わり浸透してきたと言われています。日本ではエイプリル(4月)フール(馬鹿)を直訳して「四月馬鹿」と、嘘をつかれた人を指す言葉も使われています。

エイプリルフールの由来は諸説あり、その解釈についてもさまざまあるようです。そのひとつとして、「嘘をついていいのは、4月1日の午前中だけ」というルールがあるのをご存知でしょうか。午前中に嘘をついた場合、午後にはネタばらしをすることがエイプリルフールにおけるマナーのひとつになっているようです。


エイプリル(4月)フール(馬鹿)を直訳して「四月馬鹿」と言いますが、今日は、馬鹿(ばか)にちなんで、開祖随感から次のご法話を紹介します。


◎ばかになりきる 


ふつう、宗教は人から尊敬される人になることを教えるもの、と考えられていますが、私はいつも、みなさんに「ばかになれ」とおすすめするのです。もちろん「ばか」といっても、愚か者のことではありません。

現代人は、毎日、知識のシャワーを浴びているようなもので、頭のよい人、利口な人ばかりが多くなっているようです。頭がよすぎると、人の言うことがばからしくて聞けなくなります。人の言うことを素直に信じることができなくなり、なにごとも先を見通せるつもりで、「そんなことは、とても不可能だ」と決めつけ、初めから手をつけようとしない、といった生き方になりがちなのです。それにひきかえ、利口ぶらない人は、みんなが「できない」と決めてしまうことでも、「これが正しい道ならば」とコツコツと手がけて、ついに大事を成し遂げてしまうのです。これが、私の言う「ばかになる」ことです。

初めのうちは、「あんなことをやっても、むだなのに」と冷ややかに見ていた人たちが、うならずにいられなくなってしまうわけです。自ら志願してばかになりきる、その心のゆとりこそが大切なのです。

(『開祖随感』1969年(昭和44年)より)


このご法話は、新年度のスタートにふさわしいご法話ではないかと思います。

今日は、頭でいろいろ考えずに、素直な心で、自分のなすべきこと、善きことにコツコツと取り組んでいきましょう。 🤗




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