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後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)116号~

今回は十界互具(じっかいごぐ)の振り返りをしましょう。


○「十界互具(じっかいごぐ)」の振り返り

たとえば「菩薩(ぼさつ)」的な境地にいる人がいたとしましょう。その人は人さまに奉仕して生きることを喜びとしています。ところがそんな尊い心を持っている人でも、その奉仕を他人からさんざんけなされた時、つい、ムカッと腹を立てたり、奉仕などに関心のない人を見ると、その人たちを見下してしまったりという心も持っています。

そのように「菩薩」的な境地にいる人でも、いつでも「地獄(じごく)」のような怒りでカッカ状態や「修羅(しゅら)」のような他人と争ってイライラ状態の心が表面にあらわれる可能性を持っているのです。

そして、「菩薩」だけでなく、十界にいるそれぞれの人が、十界の心を内に秘めているとも解釈するわけですから、「十界互具」は、善にも悪にも変わりうるという「人間の可能性」をとことんまで肯定した教えといえるのです。

ではなぜ、人間は十界のどこにでもいけるという可能性持っているのでしょうか。それは人間が縁によって生かされて生きている存在であるからです。人間は「修羅」の縁と出会えば「修羅」になるし、「仏」の縁に出会えば仏さまのような人間にも生まれ変わることができるのです。そうした縁にどのようにして巡り会っていくかが「十界互具」の教えを私たちの生活の場に生かしていく大切なポイントになります。


今回は、出会いによって自分の心にどんな心が湧くのかを見つめてみましょう。

気づき、発見、疑問、感想等があれば、コメント入力してください。

次回までよろしくお願いします。




閲覧数:318回3件のコメント

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3 Comments


こ う じ
こ う じ
Sep 01, 2022

十 会 互 運 の方がいいそうですね。 (^-^)m(_ _)m

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こ う じ
こ う じ
Sep 01, 2022

10個分🔍のに少し964ました。 会 運 十 得 ですね。

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こ う じ
こ う じ
Aug 22, 2022

会運(縁)次第で、人生が変えられるのですね。😊😄🙆 ①笑運で、喜びを得、 ②援運で、救いを得、 ③恵運で、豊さを得、 ④愛運で、伴侶を得、 ⑤益運で、繁盛を得、 ⑥栄運で、幸福を得、 ⑦延運で、安定を得、 ⑧依運で、安心を得、 ⑨永運で、長寿を得、 ⑩慧運で、涅槃を得るなり。 以上です。合掌

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