今回も三帰依(三宝帰依)、特に「僧帰依」の大切さを学んでいきましょう。今回は会長先生のご法話から学んでいきましょう。
○サンガの有り難さ
「立正佼成会」という教団の名称には、とても大事な意味が込められています。「立正」とは、正しい教えに立脚すること。また「佼」という字の人偏(にんべん)(亻)は人を表しますから、「佼成」 とは、人と人とが交わって心を磨き、人格を完成することを意味します。こうした共通の目標に向かって、日々、私たちは精進しているのです。
仏さまは、人間は誰もが、仏法を会得する能力も、問題を解決する能力も具えていると教えられています。しかし、そのことに気づかず、十分に力を発揮していない人も少なくありません。だからこそ、それぞれの可能性を引き出し、伸ばしていく人と人との交わり、つまりサンガ同士の学び合い、触れ合いが欠かせないのです。
いまの世の中は、能率とか生産性、自己主張、競争といった考え方が、蔓延(まんえん)していて、多くの人々が、焦燥感(しょうそうかん)や孤独感、絶望感などを抱いているのではないでしょうか。
一方、宗教の世界は、他と比較したり、競争し合ったりせず、一人ひとりを尊重し、合掌・礼拝し合います。
ですから本会は、いつも明るく、優しく、温かい心を持ったサンガが大勢いて、誰もが身も休まり、心も安まるオアシスのような教団、教会、支部であることを、みんなでめざしているのです。
仏さまは、「善き友を得ることは聖なる道の全てを手に入れることである」とおっしゃいました。善き友とは、同信の仲間・サンガであり、聖なる道とは、仏道のことです。サンガと出会い、切磋琢磨することが、仏道を歩む上で、いかに大切かを示されたものです。
そうしたサンガに、いま、すでに出会うことができた有り難さをかみしめ、共に一歩一歩前進していきたいと思います。
皆さんも、サンガとの思い出に残る、心に大事にしている出会いがあったと思います。
今回は、サンガ、善き友に出会えたことの、有り難さをかみしめてみましょう。
サンガのどのような出会いが有り難かったですか。
コメント(気づき、発見、疑問、感想等)があれば記入してください。
次回までよろしくお願いします。
なるほど! とても素晴らしいですね。 ありがとうございます😊
今回も、拝読させて頂きました。 サンガは、 私のオアシスだと思います。 オアシスの(オ)は、 拝み愛の場であり、 オアシスの(ア)は、 与え愛の場であり、 オアシスの(シ)は、 信じ愛の場であり、 オアシスの(ス)は、 救い愛の場だから。 また、 サンガは、 さ(サ)え愛の場であり、 し(ン)じ愛の場であり、 お(ガ)み愛の場だから。 以上です。合掌