今回は、読経が分泌を促す「セロトニン」の作用を、有田秀穂先生(脳生理学者)の記事(『やくしん』2016年2月号)から学んでいきましょう。
セロトニンの作用は、大きくわけて次の五つです。
①最適な覚醒(かくせい)状態にする・・・大脳に分泌が始まると、意識をちょうどよい具合に覚醒させてくれます。弛緩(しかん)した状態でもなければ緊張状態でもない、大脳の働きを適度に抑えた最適な覚醒状態にしてくれるのです。脳波は通常、覚醒している時はベータ派ですが、セロトニンがたくさん分泌されると、リラックス状態を表わすアルファ波に変わります。
②心に平常心をもたらす・・・大脳の内側には、感情をつかさどる大脳辺縁(へんえん)系があります。大脳辺縁系がセロトニンの分泌を受けると、緊張や不安、怒りや敵意といったネガティブな感情を抑え、平安で、落ち着いた心持ちにしてくれます。
③副交感神経から交感神経の切り替え・・・循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整する自律神経には副交感神経と交感神経があり、寝ているときの副交感神経から、覚醒して交感神経と変わることで体温が上がり、活動状態にしてくれます。その切り替えをして自律神経を目覚めさせてくれるのがセロトニンです。また、自律神経は強いストレスを受けると緊張状態となり、熱が出たり脈が速くなります。セロトニンはその緊張を抑えてくれます。
④姿勢を正す・・・抗(こう)重力筋や姿勢筋を支配する運動神経を持続的に緊張させ、姿勢をよく保とうと働き、目を見開かせ、口元を引き締めます。
⑤痛みをコントロールする・・・セロトニンは鎮痛作用もあり、体に痛みを感じたときに、セロトニンの分泌がしっかりあると、痛みをあまり強く感じなくなります。
セロトニンはさまざまな作用があるのですね。
次回は読経とセロトニンの関係を学んでみましょう。お楽しみに。
今回は、身心共に功徳があるご供養を真心込めてさせていただきましょう。
コメント(気づき、発見、疑問、感想等)があれば記入してください。
次回までよろしくお願いします。
写真は勝山駅近くの日蓮聖人石像です。高さ5.5メートル、重さ18トン5石像です。
勝山支部の皆さまが奉仕として、定期的に参道整備や草刈りを定期的に行ってくださっていました。
今年は福井教会発足65周年の記念として、10月23日に壮年さんにより6年ぶりの洗浄機による奉仕が行われました。
そして30日にご供養と壮年さんによる万灯奉納がありました。
本来の石の色になり、天気にも恵まれ、石像がとてもきれいになり、日蓮聖人がお喜びになっているように感じました。
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