今回はセロトニンの分泌を促す最適な読経の方法を、有田秀穂先生(脳生理学者)の記事(『やくしん』2016年2月号)から学んでいきましょう。
○最適な読経の方法
セロトニン神経を強化し分泌を促すための読経の方法をご紹介しましょう。
☆毎日継続して行う
☆朝夕行なう
☆5分~30分間が最適時間
毎日欠かさず読経することによって、神経が鍛えられてセロトニンが分泌されやすい神経に変わってきます。読経を行なう時間は、朝と夕刻の2回がベストです。セロトニンは寝ている間は分泌されず、朝、覚醒と同時に分泌が始まります。呼吸のリズム運動は空腹状態が最適です。早朝、食事をする前に、最低5分、長くて30分行ないます。夕刻に再度行なうのは一日で受けたストレスや疲労によってセロトニン神経からの分泌が弱っているからです。読経によって再び分泌されたセロトニンは、ストレスや疲労を軽減してくれます。また、セロトニンは、夜になると睡眠ホルモン・メラトニンに変わります。日中にたくさんセロトニンが分泌されていると、よい睡眠をもたらしてくれます。
これらを毎日実践していけば、やがて爽快感ややる気が自然とわきあがるのを実感するでしょう。
立正佼成会は大聖堂を中心に、朝の6時、9時、18時にご供養をしています。ご家庭でご供養をする時は、ぴったりその時間にすることが難しいかもしれませんが、朝夕されている方が多いと思います。ご供養をしている方は健康な方が多いように思います。ご供養を通して仏さまや先祖、たくさんの方に支えられていることに感謝を深め、読経という呼吸のリズム運動によって心身が調っていくから、元気で健康な方が多いのですね。
今回は、朝夕のご供養を丁寧に取り組んでみましょう。なかなか読誦できない方は、青経典の「如来寿量品第16」だけでもいいので朝夕取り組んでみましょう。続ける中で、心身の変化を感じることができると思います。
次回までよろしくお願いします。
コメント(気づき、発見、疑問、感想等)があれば記入してください。
なるほど! さすがです^_^ センスあります。
つまりは、 セ:精神の汚れ、疲れを ロ:濾過(ろか)し、 ト:溶かし、清める ニン:任務あり。 精濾溶人なり。