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  • 後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)141号~

今回も「怒り」について考えてみたいと思います。やくしん(2010年6月号)の「ズバリ!怒りの対処法」(監修 心理カウンセラー 藤井雅子)から学んでいきたいと思います。

前回からの続きです。


ステップ4 相手に提案する

ここまで自分の感情を見つめられたら、あと一歩です。怒りを感じた相手と良好な関係を築きたいのであれば、勇気を持って自分の抱いた「裏感情」を、冷静に、素直な気持ちで伝えてみてください。

待ちぼうけをくわせられた相手なら、「連絡がないと私はとても心配になるの。遅れる時は連絡をもらえると助かるわ」と、穏やかに自分の弱いほうの気持ちを伝え、相手に提案すればいいのです。

怒りをそのままぶつければ、相手を追い詰めるだけ。逆にこちらが心配や不安などの弱い感情をさらけ出せば、その分、相手に余裕を与えることができます。そのうえで、自分の提案(願い)を伝えながら相手の言い分にも耳を傾けていきましょう。

大切なのは、相手に「裏感情」をきちんと表現していくことです。自分の思いを素直に伝えることができれば、湧き起こった怒りを、相手との関係のなかでより良く生かすことができるようになります。


自分自身の弱い感情をさらけ出すことは勇気が必要なことかもしれません。

先日、本部の研修をいただいた中で、「自分と相手の価値と弱さを受け容れていく」「自分の弱さを他人に話すこと、弱さによって人はつながっていく」とも学びました。

今回の学びの中でもありましたが、自分の思いを素直に伝えることができれば、湧き起こった怒りを、相手との関係のなかでより良く生かすことができるようになります。

前回の中でも学びましたが、怒りの裏には必ず、不安や恐れといった弱い感情の「裏感情」が隠れています。


今回は、年末・年始、家族や身近な人との出会いの中で、怒りが湧くことがあったら、それに隠れている「裏感情」・弱い感情を素直に表現してみましょう。

今回のいい福通心は、今年最後の回です。本年一年ありがとうございました。よいお年をお迎えください。




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