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  • 後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)153号~

早いもので3月に入りました。3月は5日に教団創立85周年、20日は会長先生が満85歳のお誕生日をお迎えになります。誠におめでとうございます。

創立記念日を迎える前に、創立70周年を迎えた年の会長先生ご法話「喜びを分け合う」(『佼成・躍進』2008年3月)から、創立の精神、目的、使命を確認させていただきましょう。


○正法が根本

今月、立正佼成会は創立70周年を迎えました。この節目をとおして、開祖さま、脇祖さまが本会を創立された精神、目的、使命は何かをしっかりと見つめることが大切です。

本会の活動の根本は、立正佼成会という名前にすべて込められています。

「立正」とは、正法(正しい教え)をたてること、つまり法華経に立脚することです。

常不軽菩薩のように、人間はもちろん、生きとし生けるものをみな尊重し、合掌し合うことが大事であります。「立正」あっての教団ということを、私たちは忘れてはならないと思います。

「佼成」は、多くの人が心の交わりをとおして、切磋琢磨していくということです。それは、日々新たに心田を耕しつつ、仏道を歩んでいくことと言っていいでしょう。

釈尊は「すべての人が救われるように」という大慈悲心から人びとに法を説かれました。その法によって多くの人が救われ、救われた人が今度は人さまに法をお伝えする、という繰り返しのなかで仏さまの教えは今日まで伝わってきました。仏教はいわば「法の喜び」を得た人たちが、人さまに喜びをお分けしてきた歴史と申せましょう。

自己中心、つまり執着の心から解放してくれる法にふれることができた、そしてみなともに救われた喜びを分かち合える。人間にとって、これ以上の喜びはないのではないでしょうか。

○世界中に布教

立正佼成会の会員さんの中には、苦しみ、悩みの最中に仏さまの教えと結縁された方が多いと思います。

人は自らが苦しみに直面することにより、他の人の苦しみが分かって、思いやり、慈悲の心がわいてくるのです。

そういう意味では、苦しみを味わえば味わうほど、人さまを何とかしてあげたいという気持ちが強くなるのかもしれません。

体験説法では、会員さんが苦しみの渦中にありながら教えと出遇い、他の人を助けて、そして互いに救われていくという喜びの報告を多く聞かせていただきます。その歩みに、聞かせていただくこちらも深く感動いたします。

本会は、こうして人と人との喜びの分かち合いの連続の歴史を刻んできました。創立70周年の節目をとおして、私たちは仏法をしっかり会得し、千年も、2千年も永劫に、教えを世界中に伝えていくことを誓願させていただきましょう。


今回は創立記念日を通して、「感謝」と「誓願」を深めて、一人でも声をかけていきましょう。次回までよろしくお願いいたします。




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