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後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)160号~

前々回から、特集「あるがままで本領を発揮する」(やくしん 2017.9)の中から、自分の力をより発揮するにはどうしたらよいのかを、心理カウンセラーの丸山弥生さんの記事「一人ひとりが尊い価値をもった存在」を紹介しています。今回は具体的なタイプ別に、自分の力を発揮するためのポイントを学んでいきましょう。


○自分に自信のない人

自分に自信がもてずに悩むのは、「自分はこうありたい」という期待と、現実の自分の姿の間にギャップがあるからです。自分の理想を基準にすると、いまの自分はそれ以下の状態だからダメ、となってしまいます。基準にするべきなのは、“いま”の自分です。そうすれば、理想は飽くまでもこれから行くべき先にある目標となり、そこに向かって自分は向上していくだけです。自分に対する期待値を最初から高くしすぎないことです。

また、世間体や流行、常識といった固定観念に縛られないことも大切です。人の目や言葉に踊らされることなく、〈自分は本当はどう思っているのか。何をしたいのか〉と自分に問いかけ、心の奥の声に素直に耳を傾けてみましょう。そして、自分の真の願いが見えたら、それを叶える努力をすることです。不安はあるかもしれませんが、まず一歩を踏み出す勇気を持ってください。

頭で考えすぎると、マイナスのことばかり浮かんできてしまいます。自分でつくった妄想の世界で苦しんでいることに気づいたら、自分で扉をつくるなり見つけるなりして、そこから出て行くことに意識を向けていきましょう。


私も、20代は自分に自信が持てず、周りにどのように思われているのかとても気にしていました。外出する時も、すれ違う人と目が合うと、センスがない人と思われているのではないかと気にしていました。

しかし、自分が思っている以上に、他人はあまり私のことを気にしていないことを知り、また、思ったとしても10人いれば10人の感じ方があるのだと少しずつ受け容れられるようになってから、あまり周りの視線を気にしなくなりました。(今は、オジさん化していますのでさらに気にしなくなりました。)

また、「比較をするのなら、他人と比較するより、昨日の自分と今の自分を比較するほうがよい」と教えていただいたことも、自分の妄想の世界の扉を開けて飛び出すきっかけになったように思います。

今回は、人の目や言葉に踊らされそうになったら、〈自分は本当はどう思っているのか。何をしたいのか〉と自分に問いかけ、心の奥の声に素直に耳を傾けてみましょう。

次回までよろしくお願いします。




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