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  • 後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)155号~

今回も、ネガティブになりがちな<心のクセ>に気づき煩瑣なことに揺るがない心づくりについて、心理カウンセラーの藤井雅子さんの記事「内省で見つけよう!心のクセ探し」(やくしん 2011,12)から探っていきます。前回からの続きです。


○思考を逆算してみよう

不快な感情を抱いてしまったとき、逆算して、その出来事に対して自分がどういうふうに受けとめている(思考)のかを遡(さかのぼ)っていきます。

例えば、あなたは「失敗」という状況に遭遇しました。そのとき、「こんなことになったのはあの人のせいだ」と思ったとします。そんな後ろ向きの自分を不快に感じたら、まず「失敗」ということを自分がどうとらえているのかを考えてみましょう。

そこには、人に負けたら人生の敗北者だという思い込みや、自分はいつも正しいのだという心が存在していませんか? また、完璧でなければならないという考えがありませんか?

それが、「人のせいにしてしまう」タイプの人の思考パターン(心のクセ)です。

逆に、「失敗」にとらわれて、「また失敗してしまった。私はダメな人間だ」と、自分を責めてしまうとします。

そこには、自分は人と比べてダメな人間だ、自分は何をしてもうまくいかないという思い込みがありませんか?

それが「自分を責めてしまう」タイプの思考パターンです。

思考は無意識下にあるため、意識していなければ、同じような出来事に遭遇するたび、いつも不快な感情にさらされてしまうというわけです。それが心のクセだからです。


今回は「人のせいにしてしまう」タイプの人と、「自分を責めてしまう」タイプの思考パターンを学びました。

自分をふり返ると、どちらだけというより、どちらのパターンも私の中に内在しているなと思います。その時々の条件によって、どちらかが強くでる自分だなと思います。これ以外のパターンも内在している自分ですが、あらためて自分自身の心のクセを知っていきたいと思います。


今回も、さまざまな出来事に遭遇した時に感じることを通して、自分はどういう思考パターンの持ち主で、どういう感情が湧きやすいのか、〈心のクセ〉を知っていきましょう。

次回までよろしくお願いいたします。




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