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  • 後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)157号~

今回も、ネガティブになりがちな<心のクセ>に気づき煩瑣なことに揺るがない心づくりについて、心理カウンセラーの藤井雅子さんの記事「内省で見つけよう!心のクセ探し」(やくしん 2011,12)から探っていきます。前回からの続きです。


○ネガティブも悪くない

ネガティブ思考の傾向にある人は、前向きなポジティブ思考に憧れるものです。でも、ポジティブな考え方は、極端になると楽観的過ぎたり、失敗から逃げてしまう現実逃避にもつながります。

反対に、ネガティブな考え方の人は、後ろ向きであっても、思慮深く、物ごとに対して慎重に考えられるという長所にもつながっています。長所と短所は裏と表。ですから本来、ネガティブもポジティブも、その思考に良い悪いはないのです。

しかし、自分自身が持っている思考や心のクセに縛られすぎるあまり、人とすぐ衝突したり、心の内に閉じこもるなどの極端な行動に走ってしまっては、“生きにくく”なるのは当然ですね。

無理にポジティブにするのではなく、どちらにも偏り過ぎず、広い視野と柔軟性をもって出来事を客観的に見ていく。そんな自分になれることが、一番大事なのだと思います。

そうして、自分の良いところも悪いところもすべてを丸ごと知っていく。それが、あなたの心を安定に導き、人生が生きやすくなるきっかけとなるはずです。

まずは、心のクセを探すために、あなたも心の扉を開いてみませんか?


今回は、ネガティブな思いを無理やりポジティブにするのではなく、どちらにも偏り過ぎず、広い視野と柔軟性をもって出来事を客観的に見ていくこと。そして、自分の良いところも悪いところもすべてを丸ごと知っていくことが大切だと学びました。

私は、以前上司から次のことを教えていただきました。「自分の湧いてきた思いを良い悪いつけずに受け入れることが大切。自分の中でこんな×な思いが湧いてきたな。○な思いができて嬉しかった、など自分の思いを受け入れることは、心の整理タンスに入れていた思いをきちんと入れなおしていくことにつながる。そうすると自分の心の整理タンスの○×△□・・・という引き出しが整理され、それぞれの思いを出したい時に出せて、出さなくてもいい時に出さなくて済むようになる」と。

このことは、自分の心の中にさまざまな引き出しをもっていることを知ることであり、知っているからこそ少しずつコントロールができるようになり、自分自身の心の豊かさに気づくことにつながるように思います。


今回は、湧いてくる思いを良い悪いつけずに、客観的に受け入れてみましょう。

次回までよろしくお願いいたします。







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