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  • 後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)165号~

今回も前回からの続きです。特集「あるがままで本領を発揮する」(やくしん 2017.9)の中から、本領を発揮し、生きがいのある人生を送るためには、いまを大切にすることだと、仏教的視点から、過去・未来にとらわれず、いまを大切にする術を、スマナサーラ長老(スリランカ上座仏教・テーラワーダ仏教)が教えてくださっています。日常生活の中に取り入れていきましょう。


○いまやるべきことは、変わってしまう

優先順位をつけて、いまやると決めたことをあとでやることはできません。不可能なのです。いまやるべきことは、いましかできないのです。

一つの例えをご紹介します。Aという仕事をしなくちゃいけないというのに、ちょっとさぼってしまった。 次から次へと仕事はありますから、他の仕事をしなくちゃいけないんですね。Aという仕事をさぼったためにAかBを選択しなければいけないし、また、状況は刻々と変化していきますから、Aという仕事に対して、求められる質ややるべき事も変わってしまう場合もあります。もしかすると、いまさらAをやっても意味がないかもしれない。ですから、選択してあとにまわしたものは、あとまわしした瞬間に過去のものに変わり、別のものになってしまうのだと考えましょう。


私なりに、今回の学びはどういうことなのかと考えました。

G/Wが始まり、貴重な休みを有意義なものにしようと考えました。やることリストを挙げて、それに取り組もうとしていたのですが、ついテレビの前に座るとそこから離れられなくなり、これではいけないとパソコンの前に座り資料を作成しようと思うのですが、ついSNSの確認と思って見てしまうと時間だけが過ぎてしまうこともありました。

やることを挙げて、優先順位はつけていたのですが、“つい”という誘惑に負けてやろうと思っていたことをあとまわしにしてしまいました。あとまわしにしたものは後からしたのですが、その影響で他のものができなかったものがありました。

そのようなことを振り返ると、本来やろうと思ったものを選択してあとにまわしたものは、あとまわしした瞬間に別のものに心が動いたわけですから、本来のものとは別のものになってしまったということなのだと理解しました。

G・Wの後半は、いまやるべきことに心を込めて取り組んでいきたいと思います。

今回も、やるべきことに優先順位をつけて、そのことに心を込めて取り組んでみましょう。

次回までよろしくお願いします。




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