top of page
  • 後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)169号~

今回も、壮年部向けの雑誌「DANA(ダーナ)」の特集「カラを破ってみる」という内容で、プロコーチ・作家の野口嘉則さんの記事「自分らしさを発揮し、人とも調和するには」の続きを紹介しますのでご覧ください。


○身の回りに起こるすべては自分の心を映し出す鏡だと思って

鏡を見て髪型が乱れているのに気づいたら、あなたはどうしますか。鏡に手を出すのではなく、自分の髪に手をやり、直すことでしょう。

私は人生も鏡と同じように、人生で起きるすべての出来事は、自分の心を映していると思っています。そう考えると、身の回りの出来事は、何かを気づかせるために自分に必要なことと思えてきます。鏡を例に説明すると、みなさんよくわかってくださるので、この考え方を「鏡の法則」と名づけています。ところが、実際の生活では、鏡に手を出して一生懸命直そうとすることが多いのです。つまり、自分を見つめずに、相手や状況を変えようとしてしまいます。

そこで、私はことあるごとに、「この出来事が鏡だとすれば、何を映しだしているのだろう」「この出来事で何かを学べるとすれば、それは何だろう」と自分につぶやきかけています。すると、今まで気づかなかった思い込みや、周囲の人の気持ちがわかることが多いのです。

この積み重ねが、少しずつ心のカラを取り除くことでしょう。自分らしさを発揮しながら人とも調和できる、幸せで豊かな人生に近づいていけると思います。


私も青年部の頃、幹部さんに「相手は自分の鏡」と教えていただいたことがあります。相手のしていること、考えていることを通して、そこから自分自身を省みて、自分が変わる努力をしていくことの大切さを教えていただきました。仏教でいうと、「縁起観」を教えてくださったと思います。

相手・出来事(鏡)自体を変えよう、きれいにしようと努力するのですが、相手・出来事(鏡)を通して、自分を整えていく、磨いていく努力をしていくことが大事なのですね。

しかし、寝坊して、焦っているときは、鏡自体もよく見ずに、自分を整えることもおろそかで、寝ぐせがついたままということもあります。相手・出来事(鏡)をよく見る余裕、心が穏やかであることも大事なことだと思います。

今回は、相手・出来事(鏡)を通して、自分に何を教えてくれているのか振り返り、そこから学んでいきましょう。

次回までよろしくお願いします。




閲覧数:299回0件のコメント

最新記事

すべて表示
記事: Blog2_Post
bottom of page