前回から、過去の「やくしん」(2001,2)の特集「だれでもつまづく人間関係」の中から、永崎一則(話力総合研究所所長)さんの「おしゃべりな人は、話し上手か!?」を紹介しています。今回はその続きです。ぜひご覧ください。
○嫌われるタイプ10のチェックポイント
人間は、自分を表現したい、自分を主張したいという強い欲求を持っています。ですから、本来おしゃべりなのです。したがって、人との会話では、こちらが相手の欲求を満たしてあげる必要があります。しかし、世の中には、相手の話に耳を傾ける余裕を失っている人が多いのも事実です。いずれにせよ、相手に対する心配りのない人の周囲からは、やがて人は去っていくことになるでしょう。
さて、ここでは、自分では気づかないでいる、人に嫌われる面を点検してみましょう。
① 暗い
暗く・悲しい話題に片寄る。否定的な見方や発言で、嫌悪感を与える。
② 閉鎖性
疑い深く、無気力である。気どっている。言いわけが多い。
③ 劣等過剰
繊細すぎる。クドくて、卑屈。ひねくれている。すぐに開き直る。
④ 自己中心過多
自慢話が多い。気配りがない。押し付けがましく、説教調になる。
⑤ 支配過剰
人をさげすむ。恩をきせる。頑固強要型。傲慢で、威張る。
⑥ 軽薄
不潔で下品。恥を知らない、上っ調子。しゃべり過ぎで、深みがない。
⑦ 常習否定
すぐに反論する。好きか、嫌いかの両極端。協調性がない。
⑧ 無責任
自分中心で、計算高い。心を許せない。責任を負わない。
⑨ 不信感
秘密を漏らす。約束を守らない。無神経で、口先だけ。平気で嘘をつく。
⑩ 消極的
何に対しても逃げ腰。無感動。孤独を好む。利己的である。
以上が対人関係で嫌われるタィプですが、自分のことは、なかなか分からないものです。人生最大の敵は、己だといえるでしょう。
10のチェックポイントで自分を振り返ると、すべてが当てはまるとは思わないですが、まったく当てはまらないとも言えない自分がいます。今回は、このチェックポイントをもとに振り返り、当てはまるところは、共に気を付けていきましょう。
次回までよろしくお願いします。
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