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後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)175号~

前々回から、過去の「やくしん」(2001,2)の特集「だれでもつまづく人間関係」の中から、海原純子さん(海原メンタルクリニック所長 心療内科医)の「無口な人でも自信が持てます」を紹介しています。今回は前回の続きです。


○失敗してもいい

せっかく、ありのままの自分を表現する気になっても、最初の一歩が踏み出せないこともあると思います。それは、自分のことが相手にうまく受け入れられるだろうか、いや、ひょっとしたら失敗するかもしれないという恐怖感が先立つからだと思います。しかし、失敗することを恐れる必要はありません。自己表現に失敗はつきものです。「失敗した」という事実も、自分らしく表現した結果であれば、むしろ納得ができるはずです。失敗からたくさんのものを得て、次の会話に生かす努力をしてみてください。それと同時に、自分の考えや気持ちを、ありのままに、一生懸命に表現できたという過程を、自分で評価することも大事です。

失敗したとき、ついだれかを頼りたくなるものですが、自分のことは自分でしか決められません。人から、自己表現できるようになるためのアドバイスを受けたからといって、代わりに自己表現をしてもらうことはできません。医療の分野に自然治癒力という言葉があるように、人間が本来の自分に戻ろうとする能力、つまり、自分らしさを発揮する力は、自分で想像する以上に高いものです。

相手も同じ人間なんだと思い、失敗を恐れずに会話してみましょう。自分の力を信じて、自分の心に素直に表現してみてください。きっと相手も心を開いてくれることでしょう。


今回は失敗を恐れずに取り組んでいくことの大切さを学びました。失敗にとらわれてしまうのは他人と比較をして、自分自身を評価するところがあるからだと思います。

調べていたら次のような言葉を見つけました。「あなたの唯一のライバルは自身の可能性である。あなたの唯一の失敗は自身の可能性に生きないことである」と、アメリカの心理学者であるマズローは述べています。

「ライバル」と聞くと、自分以外の他者を思い浮かべると思います。他者と比べて自分がどのくらい優れているのかや劣っているのかで一喜一憂してしまいます。

マズローは、「唯一の失敗は自信の可能性に生きないこと」とあるように、自分の可能性を生きることが大切だと教えてくれます。比較をすることで前に進むことを止めるのではなく、比較をするのであれば過去の自分と比較し、今の自分が一歩でも前進していればいいのです。

失敗を恐れず、自分から相手に声をかけていきましょう。

次回までよろしくお願いします。



写真は大聖堂に咲く蓮の花♪



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