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後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)191号~

今回からは、私たちがご供養の後に唱和する「会員綱領」について、あらためて学んでいきたいと思います。やくしん(2019年6月~8月号)の特集、私の「会員綱領」がとてもわかりやすいので、そこから引用していきます。  


◎会員綱領とは

○自他が共に救われる世界

ご供養の後やご命日式典の際など、私たちが祈りにふれ唱和しているのが「会員綱領」です。会員綱領は、会員が毎日の生活の中で常に心にとめておくべき大切な指針です。

では、会員綱領にはどのような意味が込められているのでしょう。

会員綱領は、立正佼成会の会員であれば何度も口にする機会があるので、暗唱できる人も多いのではないでしょうか。わずか二百字にも満たない文章ですが、読めば読むほど大事なことに気づかされます。なぜなら、この一語一句には正しい信仰生活や活動を全会員で推し進め、世界平和を願われる開祖さま(庭野日敬開祖)の理念やビジョンが満ちあふれているからです。

「立正佼成会会員は・・・・・・」から「人格完成の目的を達成するため」までの前段が、最高の菩提(ぼだい)を求めて修行する上求(じょうぐ)菩提の精神を説明しています。

次の「信仰を基盤とした・・・・・・」から、「菩薩行に挺身することを期す」までの後段は、すべての人びとと共に救われ、仏の理想の世界を目指そうとする下化衆生(げけしゅじょう)の精神を表わしています。

上求菩提、下化衆生。それは仏智を求め、普(あまね)く人びとを救い上げようとする菩薩の精神を言い表したものです。自分だけの救われを願うのでは菩薩とはいえません。自他が共に救われる世界を目指す―。そこに真の幸せが約束されるのです。


毎日のように唱和している会員綱領。暗唱もできるようになっている人が多いと思いますが、あらためて学んでいくと、それぞれに意味があることがわかります。

学び方の順序として、「知る」→「わかる」→「できる」があると教えていただきます。

会員綱領でいえば、「知る」とは、会員綱領の内容を知ること。「わかる」とは、会員綱領の理解をより深め、自分の信仰としてどのように受け止めるのかを明確にすること。「できる」とは、理解したことをどのように実践していくのかを意味します。「知る→わかる→できる」と意識しながら整理していくと、理解が深まっていきます。

まずは、会員綱領にはこのような意味があるのか、こういうことが大切なのかということを「知る」ことからはじめていきましょう。

よろしくお願いいたします。





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