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  • 後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)192号~

今回も、私たちがご供養の後に唱和する「会員綱領」について、あらためて学んでいきたいと思います。やくしん(2019年6月~8月号)の特集、私の「会員綱領」がとてもわかりやすいので、そこから引用していきます。  


○考え方の拠りどころとして

会員綱領が正式に制定されたのは昭和三十七年六月一日。現在のような内容になる以前は、「青年部綱領」と呼ばれていました。

青年部綱領は、昭和三十三年一月、「真実顕現」によって新しい布教体制が打ち出されたことをきっかけに、確固たる信仰心をもつ青年部員の育成を目指して作成されました。全国の青年部員はこぞって、「青年部綱領」を唱和し、イキイキと手どりや法座、教学研修に取り組むようになりました。綱領を唱和し、日頃から「開祖さまだったらどのようにお考えだろうか」「仏さまは何を教えてくださっているのか」といった会話が青年たちの間で頻繁に交わされるようにもなりました。

青年部綱領は、真剣に法を求めて精進することが最も大切であるという、きわめてシンプルな内容です。それをくり返し読むことによって、「私のこういう点が至らなかった」と考えて原点に立ち返ることができたのです。青年部綱領はただの飾りではなく、「考え方の拠りどころ」として一人ひとりの心に浸透していきました。

「青年部綱領」の内容は本会の目的、仏教徒としてのあり方を簡潔に示されたものであることから、正式に本会の会員綱領となりました。以来、会員綱領は幅広い年代、万人に通じる心構えとして受け継がれています。


会員綱領の土台になったのは、青年部綱領であり、その当時の青年が「考え方のよりどころ」にしており、自分の精進を振り返る基盤にしていたことを学ぶことができました。

私たちも、青年部綱領を唱和し精進していた当時の青年のように、会員綱領をもとに自分の信仰を振り返り、自分の目指すべき方向や実践を確認していくような、「考え方の拠りどころ」にしていきましょう。

次回までよろしくお願いします。




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