「会員綱領」の内容について、学んでいます。今回は「本仏釈尊に帰依し」の部分です。
「やくしん(2019年6月~8月号)の特集、「私の『会員綱領』」から引用しています。
「本仏釈尊に帰依し」
〇すべてを慈愛で包み込む
次に「本仏釈尊に帰依し」という一節が出てきます。本仏釈尊とは、真理を悟り、それを私たちに説き示してくださった釈尊であり、久遠の本仏「久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊」のことです。
大聖堂や各教会、各家庭に勧請されているご本尊は、二千五百年前、実際に布教伝道に歩かれた釈尊のお姿と、『法華経』の如来寿量品に説かれている久遠の本仏が一体となり具現化されたものです。無限の過去からこの宇宙のあらゆるところで、あらゆるものを生かしている根源の力(宇宙の大生命=真理・法)を表わしており、仏さまの“智慧”を得る大切さを教えてくださっています。与願施無畏(よがんせむい)の印相は「何も恐れることはないよ。さあ、願いをかなえてあげよう。この手につかまりなさい」というすべての人びとに向けられた仏さまの“慈悲”を示しています。
仏さまは、私たちを温かく見守り、人間としてたゆまぬ成長・向上ができるように絶対的な慈悲のはたらきかけをしてくださる存在なのです。
また、立像は「布教実践」を表わし、悩み苦しむ人びとを救うために、いますぐにでも歩みだそうとされているお姿です。私たち会員にとっては、“行”のお手本といえます。
「本仏釈尊に帰依し」とは、「私は仏さまに生かされ、護られている」と信じて、真理・法に沿った生き方をしていくことなのです。
私たちが日々お参りしているご本尊さま、仏さまである「本仏釈尊」とは、二千五百年前、実際に布教伝道に歩かれた釈尊のお姿と、『法華経』の如来寿量品に説かれている久遠の本仏が一体となり具現化されたものです
「本仏釈尊に帰依し」とは、「私は仏さまに生かされ、護られている」と信じて、真理・法に沿った生き方をしていくことと教えていただきました。「仏さまに生かされ、護られている」ということを日常の中で考えると、「私に出てくるすべての現象・出会いは、私に必要あってでてくる」と、受けとめ、受け入れることでもあると思います。夕方のご供養の後に、「今日出会った人、現象は自分に何を教えてくれたのか」を、振り返っていきたいと思います。
次回までよろしくお願いします。
写真は開祖さまの生誕地、新潟県十日町市菅沼の大日如来です。
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