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  • 後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)207号~

「会員綱領」の内容について学んでいます。今回も「信仰を基盤とした行学二道の研修に励み」の部分です。

「やくしん(2019年6月~8月号)の特集、「私の『会員綱領』」から引用しています。

○三つの基本信行の実践

法座や教学研修などで良い話を聞き、感動を覚えた経験をされた方も多いと思います。しかし、そこで終わらせていたとしたら、まだ自分のものになったとは言えません。良いことを聞いたら、そのとおり実行してみなくては、仏法を体解(たいげ)したことにはならないからです。では、ご法を学んで行動に移し、仏さまの願いにかなった自分づくりを続けていくにはどうすればいいのでしょう。

開祖さまは次のように教えてくださっています。

「信仰者は、まず毎日ご宝前の朝夕のお勤めができるようになる。そして、ご命日に教会に参拝し、法座にすわらせてもらう。そこで仏さまの教えに自分を合わせていこうと努力するようになると、生活のすべてが『行』になっていきます。行とは、行動のことです。毎日の生活の中での自分の行動を、一つずつ仏さまの教えに照らし合わせて整えていけるようになるのが、在家仏教徒の行といえましょう。」(『開祖随感10』

これは、会長先生がお示しくださっている“三つの基本信行の実践”(「ご供養」「導き・手どり・法座」「ご法の習学」)の精神にも相通じるお言葉です。

まずはじめにご供養の大切さがあげられます。ご宝前に跪(ひざまず)き、読経をとおして仏さまのみ教えを一偈(げ)一句じっくりとかみしめる。経文を目で見て、声に出し、耳で聴く。全身で感じていくことで、仏さまのお言葉が心と体に徐々に染み込んでいく。日常生活のあらゆる場面で、仏さまの心にふと気づかされるのは、日々の読経供養の賜物(たまもの)です。

導きや手どりに取り組み、法座に参加していくなかで、サンガ同士の話や行動が仏さまの声となって自分の心に響けばご法の実践へと結びついていくでしょう。「私たちは何かを学ぶと、その時は分かったような気持ちになります。しかし、次の瞬間には自分も環境もあらゆる物事は変化しているのですから、常に、怠ることなくご法を求めていくことが求道であり、精進です。」(『躍進』2008年6月号)

会長先生から教えていただくように、生活の中に「行」と「学」が兼ね備えられています。私たちは、いつでも、どこでも習学をいただける有り難さを感じながら、急がず休まず精進を重ねてまいりたいものです。

私たちは、毎日たくさんの人やたくさんの情報、出来事、現象に出会います。その出会いは、自分にとって嬉しいものもあれば、嫌なものもあります。その出会いをどのように受け止め、善きものにするかを、仏さまのものの見方・受け止め方・考え方を通して、毎日実践し学んでいこうとしていると思います。しかし、忘れてしまうこともありますね。「この出会いが私を磨き、私を豊かにする」と意識して、出会いを大事にしてみましょう。

次回までよろしくお願いいたします。




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