本日、1月18日は冬土用のはじまりです。そして、20日は大寒を迎え2月3日までの15日間は大寒期で、一年の中で一番寒い時期となります。20日からは本部をはじめ、福井教会、別居支部でも寒中読誦修行がはじまります。
今回は以前、秀島参務さん(現:福岡教会長)から教えていただいたことを、皆さんに紹介したいと思います。寒中読誦修行の心構えは、別紙を参照してください。
立正佼成会が大切にしている寒中読誦修行の期間は、年4回ある土用の期間の内の一年の最初であり、この期間に法華三部経をしっかりと読誦することが大切であると教えていただきました。
この「土用の期間」は、立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間を指しています。「土用の期間」は、次の季節の「節気」に移行する期間で、満ちている「気」が安定していない…言わば「ぬかるんだ土地」のようなもの…だそうです。
この期間に法華三部経をしっかりと読誦させていただくことは、「ぬかるんだ土地」にしっかりとした基礎を打つ「基礎工事」にあたります。
ですから、その後、菩薩行などによって「徳」を積む行いをさせていただいても、着実に積み上がっていきます。
逆に、ぬかるんだままで新たな節を迎えると、「徳」を一所懸命に積ませていただいても、「基礎」がしっかりしていないので、折角積み上げた「徳」も、不安定で崩れ落ちたり、埋れてしまったりしてしまうとのことです。
なお、今年の「土用の期間」は、次の通りです。
○ 1月18日〜 2月3日(冬土用) 2月3日(節分) 2月4日(立春)
○ 4月16日〜 5月4日(春土用) 5月4日(節分) 5月5日(立夏)
○ 7月19日〜 8月6日(夏土用) 8月6日(節分) 8月7日(立秋)
○10月20日〜11月6日(秋土用) 11月6日(節分)11月7日(立冬)
節分は、文字通り「季節を分ける」という意味ですから、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日は「節分」になります。2月の「節分」だけ行事として定着していますが、それは旧暦では立春が一年の始まりとされており、その前日の節分は大晦日にあたるためです。大晦日に一年間の邪気を払い、新しい年の無病息災を祈るため、2月の節分が一番重要と考えられていました。
「土用の期間」は以上の4回ですが、「年4回のうち、今年最初の土用の期間…つまり、寒中読誦修行の期間がとても大切である。」とのことです。
2月4日からは甲(きのえ)辰(たつ)三碧木星(さんぺきもくせい)の年がスタートします。この土用、大寒の時期に、法華三部経読誦を通して、新たな年を迎える土台、基礎固め、「基礎工事」をさせていただきましょう。
皆さんよろしくお願いいたします。
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