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後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)226号~

何回かに分けて常不軽菩薩のことや仏性礼拝について学んでいます。今回も、『やくしん』(2018.12月号)の特集「常不軽菩薩に学ぶ―仏性礼拝行」から学んでみましょう。


◎人間を拝み続けた不屈の修行僧  常不軽菩薩の物語

釈尊は法華経の説法で「あなたがたはみんな、いつか必ず仏になれるのです」と、すべての人びとに成仏の保証を与えられました。しかし、その成仏には条件がついています。「万億(まんのく)の仏を供養したのちに」というのです。「万億の仏を供養する」というと、私たちには程遠いことのように思われます。しかし、その具体的な実践の手本が法華経に示されているのです。それが常不軽菩薩の礼拝(らいはい)行です。常不軽菩薩は出会う人、出会う人を敬い、拝み抜きます。すベての人に「仏」を見いだし、礼拝したのです。それが「万億の仏を供養する」ということでもあります。これから紹介するのは、そんな常不軽菩薩の物語です。


次回から、常不軽菩薩の物語を紹介していきます。

ここでは、上記に関連しますので、開祖さまのご著書『菩提の萌を発指しむ』の「世世に仏に値(あ)いたてまつる」(P164)の一部分も紹介します。


「常不軽菩薩品」の結びに、「世世(せせ)に仏(ほとけ)に値(あ)いたてまつりて、疾(と)く仏道(ぶつどう)を成(じょう)ぜん」というお言葉があります。

「世世に」ということは、生まれ変わるたびに、ということです。この一節をそのまま読みますと、私たちは生まれ変わるたびに仏さまにお会いして、仏さまの教えを聞き、それを実践して仏道を成就していく、ということになります。

何度も生まれ変わって仏さまのものとで修行するということは、少しばかり現実離れの感じがして、さじを投げたくなったりします。

ところが、そうではないのです。非常に現実的な教えなのです。すべての人には「仏性」というものがあります。仏さまと同じ性質を必ずそなえているのです。ですから、縁あって出会う人ごとに、その人の「仏性」を見つめようと努力して、それを拝むように心がければ、私たちの一生のあいだに、何万、何十万という“仏”にお会いできるのではないでしょうか。


私たちは毎日たくたんの人と出会います。その出会う目の前の人を敬い、大事にして拝む心で触れ合えば、たくさんの仏さまにお会いできますね。

目の前の人を敬い、相手に声をかける、相手の話を聞くことなど、自分ができることを大事に丁寧に触れあっていきたいですね。

次回までよろしくお願いします






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