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後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)238号~

佼成新聞に連載されていた開祖さまの、『心が変われば世界が変わる-一念三千の現代的展開-』を紹介しています。今回も、皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。


○解明される心と身体の因果関係

つまり、三歳ぐらいの子供ですから、まだハッキリとは意識しませんけれども、本能的に自分の個性がスクスク伸びるのを妨げるものに対して反抗する、そうした無意識の働きがぜんそくを引き起こすわけです。そこで、最近、親と子を切り離すという療法が欧米で始められ、日本でもやり始めたということですが、難治性のぜんそくの子供を施設に移すと、その日から発作がおさまってしまう子が、80%ぐらいいるというのです。この数字には全くびっくりしてしまいました。

このような、無意識の働きが体に及ぼす影響は、実に計り知れないものがあって、まだまだ、未解決の世界がたくさんあるそうですけれども、われわれ素人が聞いても、なるほどと思われるような原因・結果の法則がずいぶん明らかにされているようです。

例えば、怒ったり、恐怖を感じたりすると、内臓の平滑筋(へいかつきん)や、骨格や筋肉のあるものが緊張します。その怒りや恐怖がすっかり解消してしまえばいいのですが、割り切れぬままに残りますと、その肉体的緊張も少しばかり残るというのです。少しばかり残っているぐらいでは何ということもないですけれども、そういうことがしょっちゅう繰り返されますと、次第にそれが累積して、その部分に痛みを覚えるようになるのです。筋肉リューマチの原因の大部分がこれだと言われています。

○ストレスの累積が病気の原因に

このように、不快な精神的ストレスがしょっちゅう繰り返され、心の奥底にある無意識の世界に累積することが、さまざまな病気の原因となるのです。治らぬ病気に苦しんで佼成会に入会する方にはこのようなケースがたくさんあります。嫁・姑の間の葛藤(かっとう)、夫婦や親子の間の隠微な心の争いなどは、毎日のように繰り返され、表面の心で我慢しているうちにドンドン心の奥底にたまるから、害が大きいのです。

ですから、入会して法座などで身の上を洗いざらい話してしまえば、その場で永年の病気がケロリと治ってしまうのは何の不思議もないわけです。小児ぜんそくの子が、親と切り離されたその日に80%も発作がおさまるというのと、同じ理屈だと思います。次回は、このことについて、もう少し掘り下げて考えることにしましょう。


【わたしの所感】

不快な精神的ストレスがしょっちゅう繰り返され、心の奥底にある無意識の世界に累積することが、さまざまな病気の原因となることを教えていただきました。病気の原因をインターネットで調べると、やはりストレスが原因になっていることが多いです。

「話すは、放す・離す」と教えていただいたことがありますが、話すことで積み重ねて放せない自分の思いを放し、その思いを客観的に離して振り返ることができることが、ストレスを解消していくきっかけになります。

次回までよろしくお願いします。





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