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  • 後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)240号~

佼成新聞に連載されていた開祖さまの、『心が変われば世界が変わる-一念三千の現代的展開-』を紹介しています。今回も、皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。


○殻をかぶった生活から決別

<懴悔(さんげ)なくして宗教なし>という言葉があるくらい、あらゆる宗教において懴悔ということを大切にしますが、どうもそれが中途半端な受け取り方をされているように思われてなりません。すなわち<犯した過ちや心の罪を懴悔することによって心を洗い清める>というその<心>を、単に表面の心(顕在意識)の世界のことのように受け取っているのではないか、と考えられるのです。

もちろん、表面の心を洗い清めることも大切なことです。世俗の世界においては、人間は自分の心身の罪・醜さ・弱点・悩みなどを他人の前にさらけ出すことは、実際上なかなか難しいことで、多少とも殻をかぶって暮らしています。殻をかぶっていると、心は自由自在ではありませんから、本当の幸せを感じることができません。また、心に殻をかぶせることが習慣になりますと、常になにがしかの欺瞞(ぎまん)をなしていることになりますから、本当の人格が育ちません。それゆえ、素っ裸になれる宗教の世界において指導者や同信者たちに、過去の行いの過ちや、現在の内心の罪などを洗いざらい懴悔することによって、心の自由自在を得、解放感を味わい、本当の人間らしい幸福を享受することができます。と同時に、本当の人格も育っていくのです。


【わたしの所感】

開祖さまは、ご著書の中で次のように述べています。

「心が素直で、謙虚で、ありのままをありのままに喜ぶことができる人は、幸福の瞬間をたくさん味わうことができるということです」と。素直で、謙虚で、ありのままになれればいいのですが、なかなかなれないから、そしてなれるようにするために、懴悔をしていくことが大事なのだと思います。

次回までよろしくお願いします。





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