~教会長のいい福通心(つうしん)260号~
- 後藤教会長
- 6月28日
- 読了時間: 2分
佼成新聞に連載されていた開祖さまの、『心が変われば世界が変わる-一念三千の現代的展開-』を紹介しています。今回も皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。
○人さまのために自分を役立てるタイヤの世界的メーカーであるブリヂストンの石橋正二郎氏は、もとは小さな足袋(たび)屋さんだったのです。むかしは、足袋屋は足もとに関する商売としてあまり尊敬されていませんでした。石橋氏はもちろんそんなことにはお構いなく、真心をこめてお客さんの便利を図り、二十銭均一の足袋を売り出して喜ばれたりしましたが、その熱心さはついに地下足袋の考案として結実したのです。現在も用いられている、甲との間に継ぎ目のないゴム底の、軽くて、足を痛めぬあの地下足袋です。これの出現が日本中の労働者の働きをどれぐらい助けたか、どれぐらいその安全を守ったか、じつに計り知れないものがあります。わたしはタイヤ王としての現在よりも、地下足袋の発売が果たした業績のほうを大きくたたえたいのです。人間はもともと平等です。本質的には等しく宇宙の大生命の分身です。等しい仏性の持ち主です。したがって、人間の値打ちというものは、煩悩に覆(おお)われがちなその仏性をどれだけ磨き出しているか・・・・・・というその度合いによって決まるのです。ですから、どんなことでもいい、人のため世のために精いっぱい<自分を役立てる>ことに努めることです。そうすればするほど、自分の仏性が磨き出されてくるからです。
【わたしの所感】今回は、ブリヂストンの創業者の石橋正二郎氏のエピソードを紹介して頂きました。どんなことでもいい、人のため世のために精いっぱい<自分を役立てる>ことに努めることで、自分の仏性が磨き出されてくることを教えて頂きました。私たちの周りにも、コツコツと周囲の人から見れば苦労と思うことに取り組み、キラキラと輝いている方がたくさんいます。皆さんの一食のご浄財を通して、一食地域貢献プロジェクトで支援した団体の方々もそうですね。まずは、ゴミを拾う、あいさつをするでもいいと思います。自分のできることで、自分を役立てることに共に取り組んでいきましょう。次回までよろしくお願いいたします。

写真は三国支部に布教に行かせて頂いた時に飾ってあった人形てす。信者さんの手作りで、とても温かい気持ちになりました。
Comments