以前、四苦八苦について学びましたが、今回から「苦」を解決する「四諦(したい)の法門」について学んでいきましょう。️
皆さんは、嫌なこと、苦しいことに直面したときどうされるでしょうか。
まず一般的に考えることは、どうしたらその苦から逃れる(逃げる)、あるいはまぎらわすことができるかということだと思います。
ところがお釈迦さまは、苦にぶつかったら、苦を真正面から見据えよと教えるのです。苦から逃れようと右往左往するのではなく、自分を押しつぶそうとする苦を、それがどういう苦であるか、まっすぐに見据えるのです。
臨床医学でいえば、まず病状を正しく診ることです。そして次に、病気の原因を診察せよというのです。どんな苦にも、必ず原因があります。それを見つけることが肝心なのです。それが見つかれば、どんな苦であろうと解決の道があることが見えてくる、とお釈迦さまは教えられています。つまり病因の診断です。
そこで、どういう治療、すなわち実践をしていったら苦を滅することができるのか、その道が示されるのです。いわゆる適切な手当てや投薬(薬)で、健康が回復するわけです。このことを、仏教では苦を解決するための教えとして「四諦」(苦・集・滅・道)と呼んでいます。
次回からは、「四諦の法門」一つずつ学んでいきたいと思います。お楽しみに👋
今日は、苦が出てきたときに自分はどうやって解決しているかを振り返ってみて、苦から逃げていないか?自分に問いかけてみませんか?🤗
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