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  • 後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん) 38号~

更新日:2021年12月9日

以前、「四諦(したい)の法門」について学びました。その中で「四諦の法門」を締めくくる「道諦(どうたい)」の教えを、私たちの生活の場でどう実行するかを具体的に教えられたのが「八正道(はっしょうどう」と「六波羅蜜(ろくはらみつ)」の法門でした。

今回から、日々の生活の中で教えに照らした行ないの八正道を学んでいきたいと思います。

八正道とは、「正見(しょうけん)」「正思(しょうし)」「正語(しょうご)」「正行(しょうぎょう)」「正命(しょうみょう)」「正精進(しょうしょうじん)」「正念(しょうねん)」「正定(しょうじょう)」という、八つの正しい道であり、正しい生活の実践行です。

すべてに「正」の字が入っていますが、それでは「正しい」とはどういうことをいうのでしょうか。

「正」という字は「一」と「止」が組み合わさってできています。「一」は絶対なるもの、すなわち真理・法をさしています。二つの文字を合わせると、真理・法に止まるということになりますから「正しい」とは真理・法に合ったという意味で、ものごとを自分本位に、また固定観念によって見たり考えたりしないことです。そして、真理・法に合った考え方や行動は「調和がとれた」「目的に合った」ものになります。ですから「正しい」ということには「調和がとれた」「目的に合った」という意味も含まれるのです。

また、「正」という字は「一」に「止まる」と書きます。正しく見たり、考えたりする時は「一度」「止まる」ことが大事です。止まるとは自分の心に止まる、つまり内省することです。

次回からは、八正道の一つずつ確認をしていきたいと思います。


今日は、ものごとを自分本位に、そして固定観念で見たり考えたりしていないかを、一度止まって内省してみましょう。














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