top of page
後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)44号~

更新日:2021年12月9日

今回は八正道の5番目、「正命(しょうみょう)」です。

「正命」の「命」とは、「生活」「活命(かつめい)」の意味で、「正命」とは、正しい生活を送るということです。衣食住その他の生活必需品を正しく求めるということです。人にめいわくになるような仕事や、世の中のためにならないような職業によって生活の糧(かて)を得るのではなく、人のために役立つ正しい仕事で得た収入で暮らしを立てることです。

家庭での生活のあり方でいうならば、収入に応じた生活を心がけていくことです。

仕事でいえば、自分の仕事を通して自分を向上させ、何か社会に役立つようにしたいということも「正命」です。

昔の『躍進(やくしん)』という機関紙誌に、次のような内容がありました。

松下電器(現:パナソニック)の松下幸之助さんは、事業を始めてまもなくのころ、ある宗教の本部を見学したそうです。行ってみて、そこにすばらしい本殿や信徒のための建物がずらっと並んでいるのにびっくりして、この財産はどこにあったのか、どうして建てられたのかとかんがえたそうです。いかにも経済人らしいものの見方ですが、帰りの車中でこのような結論を出したといいます。「この新しい宗教団体は、その教えで社会の大勢の人を喜ばせたのだ。喜んだ人が大勢いたから、すばらしい建物が建つのだ。今まで、どうしてお金をもうけようか、どうして自分の会社を大きくしようかとあせってきたが、これからは、自分の電器事業を通して、社会の大勢のみなさんに喜んでもらえる会社にならなければならない」

仕事に限らず、自分の役割や日常生活で目の前のことに一所懸命に尽くすことが、「正しい命の使い方」でもあります。

今日は、仕事や自分のなすべき役(家事や子育てなど)の一つ一つに、丁寧に楽しく取り組んでいきましょう。




閲覧数:186回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Kommentare


記事: Blog2_Post
bottom of page