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  • 後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)46号~

更新日:2021年12月9日

9月に入り、脇祖さま報恩会、お彼岸を迎える月になりました。


今日は八正道の7番目の「正念(しょうねん)」です。

「正念」とは、常に正しい心を持ち、正しい方向に心を向け続けることです。

感謝の心、仏さまに生かされていることを心に思いめぐらし、そのことを毎日の習慣にすることです。

私たちが生活するということは、なにひとつ、自分の力だけで成せるものはありません。自然の恵みはもとより、衣食住のすべてを、多くの人、モノのおかげさまで得ているのです。

このことは、頭で理解していても、いつも心の底からそう思っているかと自分に問われると、答えにつまってしまいます。

「すべておかげさま」という感謝の心を忘れ、つい不足、不満の心がわき起こってしまうことはよくあります。

ですから小さなことでも、素直に「ありがたい」と感謝できる心は、日頃からトレーニングしないと養えません。そんな時は「ありがたい」「ありがとう」と実際に声を出してみるといいですね。

また、毎日、家庭用の喜捨箱に100円の布施をしている方も多いと思います。喜捨箱に「チャリン」と100円を入れる時に、次のような誓願の言葉を唱えるとよい、と大先輩から教えていただきました。

「朝、目覚めたいのちに感謝をし、己(おのれ)の魂の高まりと、世界の平和、多くの人々のために、この身をつかわせていただきます」

100円の布施と共に誓願の言葉を唱えるという、このことも正念の実践なのだと思います。

念という字は今の心と書きます。今の心を正しい方向に向けていく。切り替えていくことが大事です。こうした習慣づくりも「正念」なのです。

今回は、意識して、小さなことでも「ありがとう」と声に出して伝えていきましょう。


今日も一日よろしくお願いします。🙏





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