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後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)77号~

更新日:2022年3月14日

15日間の寒中法華三部経読誦修行も終わり、立春も迎え新たな年を迎えました。

コロナウイルス感染対策で教会の法座席も十分な距離を保っていますが、オミクロン株の感染拡大で参拝を控えていただいています。今できることとして、自分のいるところが道場ですので、目の前の人に喜んでもらえるように、一つ一つを丁寧に取り組んでいきましょう。


今回も、「縁起観・因縁果報」について、開祖さまご法話「縁を大切にする」(佼成1994.11)から学んでいきましょう。


○幸せの道に進んでいく

私たちは日々いろいろな出会いを重ねていますが、喜びをもたらす善縁に出会うこともあれば、悩みの種になるような縁にも出会います。そういう敬遠したくなる出会いもまた、ありがたい出会いなのです。自分に批判的な人に出会って、それを乗り越えるためにもう一つ精進したときに、その出会いが仏さまの大慈悲によって起きてきたのだと思えてくるのです。そういう意味では、すべては「仏縁(ぶつえん)」なのです。

私たちが出会う縁は、自分を幸せの道へ進めてくれる仲間です。そこに集まるさまざまな人が、同じ因縁のなかでお互いに切磋琢磨しながら、喜びの結果を体験していくなかで、少しずつ人間が完成されていくのです。

「仏種(ぶっしゅ)は縁に従(よ)って起(おこ)る」というのも、ある意味ではその「縁」とは教えに導いてくれた先輩であり、サンガの仲間だということです。そして、自分もまたサンガの一員として、他のよき縁になれるのです。

昔から「袖振り合うも多生の縁」といいます。そこで偶然に出会ったように思っても、仏さまの働きかけによって出会っている大事な存在なのです。ですから、出会う縁を一つ一つ大切にし、自分もよき縁になろうとしていくことが、仏道をまっすぐに歩むことになるのです。


今回は「縁起観」を意識して、今週どんな善い「因縁」(出会い)があったか振り返ってみませんか。

次回までよろしくお願いします。




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