今まで、開祖さま、会長先生のご法話から縁起観・因縁果報について学んできました。読んだ本の中で、縁起観に関係するわかりやすい内容がありましたのでご紹介します。ご覧ください。
今、目の前にいる人を観察してみてください。現在、その人が笑顔に囲まれている人なら、その人は、過去に自分がたくさんの笑顔を投げかけてきた結果として、今たくさんの笑顔に囲まれているのです。「過去」を推測することができます。
そして、今、ニコニコと笑顔を投げかけている人は、この先の未来も笑顔に囲まれた人生を送ることになるでしょう。未来も読み取れます。
ある人が不機嫌な顔に囲まれて、今を生きているとします。その人は、これまで不機嫌な言動ばかりをまわりに投げかけてきた結果として、今、不機嫌な顔に囲まれているのです。今、他人に不機嫌を投げかけている人は、未来は不機嫌な人に囲まれている姿が読み取れます。
今、たくさんの優しさに囲まれて生きている人がいる。その人は過去に、人に対して優しさをたくさん与えてきたのでしょう。これから先も優しさに囲まれていることが読み取れます。
今、厳しさばかりがつきまとう人生を過ごしている人がいます。その人はやはり、これまでにまわりの人に厳しい態度で接してきたのです。目の前の人に投げかける内容も変えない限り、これからも厳しい顔をしなければならないような出来事がやってきます。
「人生がつまらない」と嘆いている人がいます。その人はまわりの人がつまらないと思うことをして生きてきた結果です。そのひとつの答えとして、今のつまらなさがあることに気づかなければ、これからもつまらない未来が用意されることになります。
「投げかけたものは必ず返ってくる」。「過去」に投げかけたものの集積で「現在」がわかり、「現在」投げかけているものの集積で「未来」が読み取れる。つまり、目の前にいる人を観察すると、「過去」が見え、「未来」が見えてきます。
その法則がわかると、私たちは誰でも「未来」を変えることができるようになります。過去に不機嫌を投げかけてきた人は、今この時からそれをやめ、笑顔を投げかければいい。過去に嫌な事を投げかけてきた人は、今この時からそれをやめ、幸せを投げかければいい。今、この時点から未来を変えることができるのです。(小林正観「ごえんの法則」より)
今回は「縁起観」を意識して、今から善い「因縁」(出会い)を結んでみましょう。
気づき、発見、疑問、感想等があれば、コメント入力してくださいね。
次回までよろしくお願いします。
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