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  • 後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)91号~

会長先生は、現実に家庭を斉(とと)えるには、「ご宝前を中心にした生活」と「三つの実践」(家庭で朝のあいさつをする。人から呼ばれたら「ハイ」とハッキリ返事をする。履物(はきもの)を脱いだらそろえる)が重要であると教えてくださっています。

日本では、仏像などを安置して礼拝するための場所を仏壇と言いますが、本会では「ご宝前」と言います。「ご宝前」は、家族のよりどころであり、本会では「ご宝前を中心にした生活」を大切にしています。今回からは、「ご宝前を中心にした生活」について学んでいきたいと思います。

私たちの人生はつねに山あり谷ありです。順風満帆なときばかりならいいのですが、病気や事故、子どもの問題、人間関係のトラブル、新型コロナウイルス感染、ウクライナへのロシア侵攻の影響による物価上昇など、心を悩ます問題は、いつなんどきわが身にふりかかってくるか分かりません。

そうした問題に直面したとき、自分の経験による物差しでのみ判断し、解決しようとしても、かえって深みにはまることのほうが多いものです。なぜならば、世の中の問題のほとんどは人の心がつくりだしていて、それがさまざまにからみ合っているからです。

つまり、人知を超えた仏さまの智慧から見つめていかなければ、問題の根本的な解決はあり得ないのです。しかし、人にはみな自我があります。その自我がものごとを見る目を曇らせていくのです。だからといって、自分のその自我を捨てて、仏さまの智慧から見つめるといっても、一朝一夕にはできるものではありません。

ですから、日頃の生活の中で、仏さまを身近に感じ、目に見えない存在に額(ぬか)ずくことで自我から離れ、仏さまの智慧に帰依する心をはぐくむ場所が必要なのです。その場所こそが、私たちの心のよりどころであるご宝前です。

では、ご宝前が私たちにとってどのような場所なのかを、次回から学んでいきましょう。次回をお楽しみ!


今回は、「ご宝前」の前に座り、手を合わせ、ご供養を通して、仏さまを身近に感じていきましょう。

気づき、発見、疑問、感想等があれば、コメント入力してくださいね。

次回までよろしくお願いします。





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