ゴールデンウイークに入りましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。お家でゆっくり過ごす方も多いと思います。そこで、今回も『やくしん』(2004年12月)の特集「ご宝前を中心にした生活」を通して、家庭におけるご宝前においての実践行(六項目)をそれぞれの意義と功徳をかみしめていきましょう。
○参る―礼拝と感謝の実践行
朝、ご宝前の前に衣服を整えきちんと座り、ごあいさつをさせていただくと一日がはじまるという実感が湧いてくるものです。
このごあいさつには、いのちをいただき、生かされていることへの感謝と、いつも見守っていてくださる仏さまへの帰依心を表わす意味が込められています。ですから、ごあいさつの際には、見栄、体裁、肩書き、経験といった一切合切を捨てて、仏さまの前で額(ぬか)ずくという謙虚な気持ちになることが大切です。仏さまの前では「参った」という、お手上げ、降参の気持ちが大切になります。
すべては自分の力にあらず、仏さまのおはからい―という気持ちでいれば、自分にとって都合の悪い状況に陥ったときでも、そのことを受け止めて、あらぬトラブルを起こさないで済むものです。
朝夕のご供養でご宝前にお参りする方は多いと思います。また、出かける前にご宝前にお参りする方は多いのですが、帰ってきた時にご宝前にお参りする方は少なくなるように思います。ご宝前にお参りする習慣を身につけていきましょう。
今日は5月1日。新たなスタートの日です。今日を迎えられたことに感謝をもって、ご宝前(仏さまの御前)にお参りさせていただきましょう。
コメント(気づき、発見、疑問、感想等)があれば記入してください。
今月もよろしくお願いします。
Comments