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後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)96号~

ゴールデンウイークも終わりましたが、どのように過ごされたでしょうか。家族が久しぶりに帰省し、家族で一緒にご供養をさせていただいたという方もいるのではないでしょうか。

今回も『やくしん』(2004年12月)の特集「ご宝前を中心にした生活」を通して、家庭におけるご宝前においての実践行の三つ目の意義と功徳を確認していきましょう。


○祈るー誓願の実践行

ご宝前に向かって一心に祈る姿は、とても尊いものです。と同時に、祈りには、心にみずからの思いを刻むという意味もあるのです。ですから願い事ばかりをするのでは、ほんとうの祈りとはいえません。現象を変えることよりも、そのことを通してどんな自分になろうとするのか、あるいは、どんな自分になりたいのかを、みずからの心に刻んでいくことが、本来の祈りの姿です。

たとえば、お姑さんと波風が立たないことをお願いするのではなく、<私が下がってお姑さんを立てますから、どうか仲良くなれますように>とみずからの実践行を仏さまに誓願する姿勢が、本来の祈りの姿といえます。

祈りを通して、自分もまた仏になれることを信じて誓願することで、おのずと行いが変わり、現象も変わっていくのです。


皆さんもウクライナ情勢平和的解決祈願供養に取り組まれていると思います。その中で、ウクライナ情勢の平和的解決を祈念していますが、その後に「我等一同、慈しみ、思いやる心で布教伝道に歩み、『和』の精神を以って、大乗菩薩の実践を決定し奉る」を読み上げています。その言葉からは、現状を踏まえ自分から平和を作り出していける人間になっていくことを誓願していくことの大切さを感じます。皆さんはどのように感じますか。


今回は、ウクライナ情勢平和的解決祈願を通して、自分自身が平和を作り出していけるように、目の前の人を慈しみ、思いやることを実践していきましょう。

コメント(気づき、発見、疑問、感想等)があれば記入してください。

次回までよろしくお願いします。



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