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後藤教会長

~教会長のいい福通心(つうしん)97号~

今回も『やくしん』(2004年12月)の特集「ご宝前を中心にした生活」を通して、家庭におけるご宝前においての実践行の四つ目の意義と功徳を確認していきましょう。


○唱えるー読経・唱題の実践行

仏さまの説かれた真理に沿って生きることをお誓いする唱題(しょうだい)や、日々正しい行いを確認していく読経は、ご宝前における実践行のなかでも大切なものです。

けれども、慣れてしまうとつい無意識に、経文だけをただあげているという傾向もあります。


私も夕方にお経をあげながら、「今日は冷蔵庫に何が残っていたか?それで何を作ろうか」と、無意識のうちに考えていることがよくあります。


だからこそ、ほんとうの功徳をいただくためには、経文に込められた意味や仏さまに帰依していくという思いを、できるかぎり意識して唱えるようにすることが大切です。

もし、経文を読みながら一つ一つを意識することが難しいのならば、せめて三宝帰依と道場観だけでも意識して、<無限に成長したい、そのために仏さまの教えを学びたい>という願いを込めて唱えるように心がけましょう。

それだけでも、日々の生活に対する気構えが、がらりと変わってくるものです。


今日は、釈迦牟尼仏ご命日です。

お釈迦さまが説かれたお経をあげる時に、一字一句を意識して、丁寧に声に出して読誦してみましょう。


コメント(気づき、発見、疑問、感想等)があれば記入してくださいね。

次回までよろしくお願いします。





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